2025年８月期 第３四半期決算短信の要約
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日本ＰＣサービス株式会社の第３四半期決算では、売上高が49.87億円（前年同期比7.7％増）と増収となりましたが、営業利益は1,400万円（前年同期比80.8％減）と大幅減益となりました。通期予想も増収減益の見通しで、特に利益面での悪化が顕著です。財務面では長期借入金が大幅に増加し、自己資本比率が低下するなど、財務体質の悪化が懸念されます。
主な事業セグメント
日本ＰＣサービス株式会社の主な事業セグメントは、スマートライフサポート事業の単一セグメントです。パソコン、タブレット端末、スマートフォン、家庭用ゲーム機器、デジタル家電等のネットワーク対応機器に関する設定設置やトラブル対応、修理サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は49.87億円（前年同期比7.7％増）と増収となりました。一方で、営業利益は1,400万円（前年同期比80.8％減）、経常利益は1,200万円（前年同期比78.8％減）と大幅な減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は900万円（前年同期は7,200万円の純利益）と赤字に転落しています。売上高は増加したものの、利益面では大幅な悪化が見られます。
貸借対照表の変化
資産合計は21.78億円（前期末比3.7％増）となりました。主な変動として、商品が3.36億円（前期末比28.3％増）、繰延税金資産が7,100万円（前期末比54.2％増）となりました。負債合計は19.36億円（前期末比5.6％増）で、長期借入金が6.05億円（前期末比93.0％増）と大幅に増加しています。純資産は2.42億円（前期末比8.8％減）となり、自己資本比率は11.1％（前期末12.6％）に低下しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、注記情報から減価償却費が1,695.8万円（前年同期3,582.2万円）、のれんの償却額が2,096.3万円（前年同期6,207.8万円）であることが分かります。長期借入金の増加や減価償却費の減少が見られ、資金調達や設備投資の状況に変化があったことが推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年８月期通期の連結業績予想が修正されました。売上高は66.8億円（前期比6.6％増）、営業利益は7,000万円（前期比39.8％減）、経常利益は5,800万円（前期比38.8％減）、親会社株主に帰属する当期純利益は2,000万円（前期比80.8％減）と予想されています。増収減益の見通しとなっており、特に利益面での大幅な減少が予想されています。
株主還元
配当に関する具体的な情報は記載されていませんが、2025年８月期の期末配当予想は0円とされています。前期（2024年８月期）も年間配当金は0円であったことから、無配が継続される見込みです。
注意事項
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