イワブチ(株)の決算情報

イワブチ株式会社の主な事業セグメントは、電力分野と情報通信分野です。電力会社向けおよび情報通信事業者向け製品の販売に加え、EV関連、再生可能エネルギー関連、耐震対策関連製品、自治体発注工事の受注に取り組んでいます。

当連結会計年度の売上高は126.42億円（前年比7.4%増）、営業利益は8.78億円（同3.0%増）、経常利益は9.59億円（同3.8%増）、親会社株主に帰属する当期純利益は6.99億円（同3.7%増）となりました。需要分野別では、交通信号・標識・学校体育施設関連、CATV・防災無線関連、配電線路関連が増収となり、情報通信関連は減収となりました。

総資産は前期末比2.0%増の254.64億円となりました。流動資産は3.0%減の129.66億円、固定資産は7.7%増の124.97億円となりました。負債は1.6%減の52.11億円、純資産は3.0%増の202.52億円となりました。自己資本比率は75.5%と0.7ポイント上昇しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは8.09億円の収入（前期比141.5%増）、投資活動によるキャッシュ・フローは8.58億円の支出（前期は1.61億円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは7.12億円の支出（前期は3.55億円の支出）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比16.0%減の40.26億円となりました。

次期連結会計年度の見通しは、売上高130.63億円（当期比3.3%増）、営業利益7.31億円（同16.8%減）、経常利益8.36億円（同12.9%減）、親会社株主に帰属する当期純利益5.28億円（同24.5%減）を見込んでいます。減益となる要因は、前連結会計年度における退職給付債務の割引率上昇に伴う退職給付費用減少の影響によるものです。

当期の1株当たり配当金は、中間配当110円、期末配当140円（普通配当110円、上場30周年記念配当30円）の年間250円となり、配当性向は38.4%です。次期の配当予想は、中間配当155円（普通配当125円、創立75周年記念配当30円）、期末配当125円の年間280円で、配当性向は56.9%を見込んでいます。