中国工業(株)の決算情報

中国工業株式会社の主な事業セグメントは、高圧機器事業、鉄構機器事業、施設機器事業、運送事業の4つです。高圧機器事業ではLPガス容器やプラント工事、鉄構機器事業では鉄鋼メーカー向け製品、施設機器事業ではFRP製品、運送事業では一般貨物運送を行っています。

当連結会計年度の売上高は138億4,300万円(前期比3.8%増)、営業利益は4億1,500万円(同101.5%増)、経常利益は4億9,700万円(同76.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億7,600万円(同82.5%増)となりました。高圧機器事業と施設機器事業が増収となり、全体的に増収増益となりました。特に高圧機器事業のLPガス容器の売上とプラント工事の受注増加が業績を牽引しています。

総資産は前期比6.8%減の124億4,900万円となりました。主な要因は売上債権が7億1,600万円減少したことです。負債は前期比15.7%減の65億8,200万円となり、主に短期借入金が6億9,100万円減少しました。純資産は前期比5.6%増の58億6,600万円となり、利益剰余金が3億1,800万円増加しました。自己資本比率は43.2%と前期から5.2ポイント改善しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは10億1,700万円の収入(前期比7.28億円増)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益の計上、売上債権の減少、棚卸資産の減少です。投資活動によるキャッシュ・フローは2億500万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは8億3,300万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期比7.4%減の2億7,700万円となりました。

次期の連結業績予想は、売上高140億円(前期比1.1%増)、営業利益3億3,000万円(同20.5%減)、経常利益4億1,000万円(同17.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2億2,000万円(同41.5%減)を見込んでいます。主力製品のLPガス容器・LPガスプラント工事を中心に売上高は増加を見込むものの、利益面では減益を予想しています。

当期の配当は1株当たり20円(前期比2円増)を予定しています。次期の配当も1株当たり20円を予定しており、安定配当を維持する方針です。