2025年3月期 決算短信の要約
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三洋工業株式会社の2025年3月期連結業績は、建築需要低迷の影響を受け減収減益となりました。売上高295.16億円（前期比3.2％減）、営業利益20.61億円（同16.0％減）を計上。自己資本比率は70.1％に上昇し、財務基盤は強化されています。新中期計画のもと、高付加価値化と持続的成長を目指します。
主な事業セグメント
三洋工業株式会社の主な事業セグメントは、建築用金物・資材の製造、販売及び施工を行う「三洋工業」と、主に床システムの施工を行う「システム子会社」の2つです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が295.16億円（前期比3.2％減）、営業利益が20.61億円（同16.0％減）、経常利益が22.86億円（同14.3％減）、親会社株主に帰属する当期純利益が15.88億円（同14.4％減）となりました。建築需要の低調な状況が続く中、新製品開発や販売価格の見直しなどに取り組みましたが、減収減益となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比3.3％減の298.95億円となりました。主に受取手形、売掛金及び契約資産が減少しました。負債合計は前期末比16.9％減の89.25億円となり、主に支払手形及び買掛金、電子記録債務、未払法人税等が減少しました。純資産合計は前期末比3.9％増の209.7億円となり、自己資本比率は70.1％に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは18.2億円の収入（前期比31.6％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは9.5億円の支出（前期は4,900万円の支出）となり、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは8.02億円の支出（前期比56.3％増）となり、主に配当金の支払いと自己株式の取得によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高320億円（前期比8.4％増）、営業利益20億円（同3.0％減）、経常利益21.5億円（同6.0％減）、親会社株主に帰属する当期純利益14億円（同11.9％減）を見込んでいます。新中期経営計画「SANYO VISION 79」に基づき、高付加価値化と事業基盤強化を進める方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり105円（中間配当50円、期末配当55円）となりました。2026年3月期の配当予想は年間210円（中間配当100円、期末配当110円）と増配を計画しています。
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