2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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トーソー株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、売上高164.62億円（前年同期比4.0％増）、営業利益3.56億円（同45.3％増）と増収増益となりました。非住宅分野や海外販売の好調、原価低減活動により売上総利益率が改善し、収益性が向上しています。通期予想も増収増益を見込んでおり、成長戦略の成果が表れつつあります。
主な事業セグメント
トーソー株式会社の主な事業セグメントは、室内装飾関連事業です。カーテンレール、ブラインド、間仕切りなどの製品開発、製造、販売を行っています。また、ステッキ等の福祉用品の開発、販売も行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は164.62億円（前年同期比4.0％増加）、営業利益は3.56億円（前年同期比45.3％増加）となりました。非住宅分野、用途開発、海外での販売が好調に推移し、売上総利益率も40.5％と前年同期を上回りました。一方で、新製品発売に向けた展示会開催や価格改定に伴う費用増加、人件費の増加により販売費及び一般管理費も4.0％増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比2.3％増加の221.54億円となりました。主な要因は商品及び製品、電子記録債権の増加です。負債は前連結会計年度末比4.2％増加の75.49億円となり、主に短期借入金の増加によるものです。純資産は前連結会計年度末比1.3％増加の146.04億円となりました。自己資本比率は65.6％と健全性を維持しています。
キャッシュフローの変化
当第３四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は4.37億円（前年同期3.76億円）と増加しています。これは設備投資の増加を示唆しており、将来の成長に向けた投資が行われていると考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高227億円（前期比5.1％増）、営業利益5.8億円（同20.0％増）、経常利益6.3億円（同17.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益3.5億円（同18.7％増）と増収増益を見込んでいます。これは非住宅分野、用途開発、海外販売の強化などの成長戦略の効果が期待されているためと考えられます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は前期と同額の10円（中間5円、期末5円）が予定されています。配当性向や総還元性向などの具体的な指標は開示されていませんが、安定した配当を維持する方針が示されています。
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