2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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瀧上工業の第3四半期業績は、完成工事高が176億1千万円(前年同期比4.7％増)と増収となりましたが、主力の鋼構造物製造事業での収益性低下により、営業損失2億8千万円、経常利益3億7千万円(同51.4％減)と大幅減益となりました。通期予想も下方修正され、厳しい事業環境が続く見通しです。
主な事業セグメント
瀧上工業株式会社の主な事業セグメントは、鋼構造物製造事業（橋梁・鉄骨）、不動産賃貸事業、材料販売事業、運送事業、工作機械製造事業です。鋼構造物製造事業が売上高の約86%を占める主力事業となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、完成工事高が176億1千万円(前年同期比4.7％増)となりました。一方で、営業損失2億8千万円(前年同期は2億4千万円の営業利益)、経常利益3億7千万円(前年同期比51.4％減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億1千万円(前年同期比68.4％減)と、利益面では大幅な減少となりました。主力の鋼構造物製造事業では、橋梁部門の収益率低下や鉄骨部門での大型工事の損失引当金計上が影響し、セグメント損失となりました。
貸借対照表の変化
総資産は615億1千万円(前期末比5.1％増)となりました。流動資産は234億2千万円(同5.7％増)、固定資産は380億8千万円(同4.8％増)です。負債は172億8千万円(同24.0％増)、純資産は442億3千万円(同0.8％減)となり、自己資本比率は71.9％と前期末の76.2％から低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な開示はありませんが、現金預金は前期末の31億3千400万円から54億2千400万円へと73.1%増加しています。一方で、短期借入金が30億円新規に発生しており、資金調達を行った可能性があります。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高230億円(前期比1.4%減)、営業損失2億5千万円、経常利益4億5千万円(同63.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2億5千万円(同74.7%減)を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、利益面での大幅な減少を予想しています。
株主還元
配当については、第2四半期末に1株当たり50円の配当を実施しました。期末配当予想は1株当たり50円で、年間配当予想は前期と同額の100円を維持する予定です。
注意事項
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