ホッカンホールディングス(株)の決算情報

ホッカンホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、容器事業、充填事業、海外事業です。容器事業ではメタル缶やプラスチック容器、充填事業では缶製品やペットボトル製品の製造、海外事業ではインドネシアやベトナムでの事業展開を行っています。

当第３四半期連結累計期間の経営成績は、売上高713.95億円(前年同期比3.1%増)、営業利益46.19億円(同5.0%減)、経常利益48.76億円(同10.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益30.7億円(同17.0%減)となりました。充填事業と海外事業が増収となった一方で、容器事業が減収減益となり、全体として増収減益となっています。

総資産は1,312.32億円(前期末比2.1%減)となりました。有形固定資産が42.61億円増加した一方、現金及び預金が67.15億円減少しました。負債は675.7億円(同7.7%減)となり、借入金が51.12億円減少しました。純資産は636.62億円(同4.6%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上や為替換算調整勘定の増加が主な要因です。

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比67.15億円減少し60.85億円となっています。有形固定資産の増加や借入金の返済が主な要因と考えられます。設備投資などの投資活動によるキャッシュアウトが営業活動によるキャッシュインを上回った可能性があります。

2025年3月期通期の連結業績予想が修正されています。売上高934億円(前期比2.7%増)、営業利益41億円(同6.6%減)、経常利益45億円(同11.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益23億円(同15.4%減)を見込んでいます。増収減益の予想となっており、第3四半期までの傾向が続くと予想されています。

2025年3月期の配当予想が修正されています。期末配当を43円、年間配当を66円とする予想が公表されています。前期の年間配当78円から減配となる見通しです。業績予想の下方修正に伴い、配当予想も引き下げられたと考えられます。