(株)アーレスティの決算情報

株式会社アーレスティは、ダイカスト事業（日本、北米、アジア）、アルミニウム事業、完成品事業を主な事業セグメントとしています。ダイカスト事業では車両部品、汎用エンジン部品、産業機械部品、金型等の製造・販売を行っています。

当連結会計年度の業績は、売上高1,629.29億円（前期比3.0％増）、営業利益33.71億円（前期比47.2％増）、経常利益30.44億円（前期比18.3％増）となりました。一方、固定資産の減損損失等により、親会社株主に帰属する当期純損失は28.92億円（前期は76.99億円の損失）となりました。ダイカスト事業日本とアジアで増益となりましたが、北米では損失を計上しています。

総資産は1,340.94億円（前期比1.8％増）、負債は821.05億円（前期比2.4％増）、純資産は519.89億円（前期比0.7％増）となりました。自己資本比率は38.68％（前期比0.4ポイント減）となっています。流動資産が23.36億円増加し、固定資産が600万円減少しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは153.94億円の増加（前期比15.9％減）、投資活動によるキャッシュ・フローは127.86億円の減少（前期比8.3％減）、財務活動によるキャッシュ・フローは11.29億円の減少（前期比81.0％減）となりました。結果として、現金及び現金同等物は前期末比19.52億円増加し、135.46億円となりました。

次期の連結業績予想は、売上高1,612億円（前期比1.1％減）、営業利益36億円（前期比6.8％増）、経常利益31億円（前期比1.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益23億円を見込んでいます。米国工場の収益性改善を最優先課題とし、生産体制の合理化や価格転嫁交渉の推進により安定的な収益確保を目指します。

当期の配当は1株当たり28円（中間配当10円、期末配当18円）を実施することが決定されました。次期の配当は1株当たり年間32円（中間16円、期末16円）を予定しています。連結配当性向35％以上を目途とし、新たに株主資本配当率（DOE）を指標として導入することが発表されました。