2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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大紀アルミニウム工業所の第3四半期決算では、売上高が5.6%増の2,131億2,700万円となり増収を達成しました。しかし、海外子会社での利益率低下や自動車産業の不振により、経常利益は9.2%減、純利益は39.5%減と大幅な減益となりました。通期予想は据え置かれており、引き続き厳しい事業環境が予想されます。
主な事業セグメント
大紀アルミニウム工業所の主な事業セグメントは、アルミニウム二次合金事業です。この事業は全売上高の約98%を占めており、主に自動車関連市場向けにアルミニウム二次合金地金を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は2,131億2,700万円（前年同期比5.6%増）となりました。営業利益は35億3,600万円（同7.1%増）と増加しましたが、経常利益は27億5,600万円（同9.2%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億7,400万円（同39.5%減）と減少しました。海外子会社での原料価格と製品販売価格の価格差縮小や、自動車メーカーの販売不振による生産量減少が利益減少の主な要因となっています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比18.5%増の1,643億600万円となりました。主な増加要因は、受取手形及び売掛金の131億800万円増、商品及び製品の39億2,400万円増、原材料及び貯蔵品の39億9,200万円増です。負債は前連結会計年度末比37.8%増の917億9,200万円となり、主に短期借入金が221億2,800万円増加しました。純資産は前連結会計年度末比0.6%増の725億1,400万円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前連結会計年度末から37億9,000万円増加し101億7,000万円となりました。短期借入金の大幅な増加が主な要因と考えられます。設備投資等による支出も見られますが、詳細な内訳は不明です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想は、売上高2,912億円（前期比10.9%増）、営業利益47億9,000万円（同3.7%増）、経常利益37億5,000万円（同10.0%減）、親会社株主に帰属する当期純利益21億1,000万円（同35.0%減）を見込んでいます。前回公表からの変更はありません。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の年間配当予想は55円とされています。
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