(株)サンユウの決算情報

株式会社サンユウは、みがき棒鋼及び冷間圧造用鋼線事業を主な事業セグメントとしています。これらの製品は主に自動車業界や建設機械業界向けに供給されています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は182.97億円（前年同期比0.1%増）となりました。しかし、営業利益は5.59億円（同2.5%減）、経常利益は6億円（同4.4%減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は3.59億円（同5.1%減）と減益となりました。販売数量は72千トン（同5.5%減）と減少しましたが、製品販売価格の改定により売上高は微増となりました。一方で、販売数量の低迷や人件費の上昇により利益は減少しています。

資産合計は188.34億円（前期末比3.6%減）となりました。主な変動として、現金及び預金が5.96億円減少、商品及び製品が3億円増加しています。負債合計は83.75億円（同10.2%減）となり、主に支払手形及び買掛金が40.15億円減少、電子記録債務が35.57億円増加しました。純資産合計は104.58億円（同2.5%増）となりました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が5.96億円減少しています。これは主に、仕入債務の支払方法の変更（支払手形及び買掛金から電子記録債務へ）や借入金の返済によるものと推測されます。設備投資については、有形固定資産が5,500万円増加しており、一定の投資が行われていることがわかります。

通期の連結業績予想が修正されました。売上高245億円（前期比2.0%増）、営業利益6.3億円（同5.8%増）、経常利益6.8億円（同4.0%増）、親会社株主に帰属する当期純利益4億円（同3.4%増）を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえ、通期では増収増益を予想しています。

2025年3月期の1株当たり配当金予想は、期末20円（年間20円）となっています。これは前期の年間配当19円から1円の増配となります。