2025年3月期決算短信の要約
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パウダーテック株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高91.36億円(前期比6.9%増)と増収となりましたが、営業利益3.32億円(前期比18.2%減)、経常利益3.76億円(前期比21.3%減)と減益となりました。主力の機能性材料事業は増収ながら利益横ばい、品質保持剤事業は減収増益でした。次期は増収増益を見込んでいますが、純利益は減少する予想です。
主な事業セグメント
パウダーテック株式会社の主な事業セグメントは、機能性材料事業と品質保持剤事業です。機能性材料事業では主に複合機・プリンター業界向けに電子写真用キャリアを生産・販売し、品質保持剤事業では主に食品業界向けに脱酸素剤、酸素検知剤を生産・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が91.36億円(前期比6.9%増)となりました。一方、営業利益は3.32億円(前期比18.2%減)、経常利益は3.76億円(前期比21.3%減)と減益となりました。主に機能性材料事業の減益が影響しています。親会社株主に帰属する当期純利益は3.18億円(前期比13.5%増)となりました。機能性材料事業の売上高は増加したものの、利益は横ばいでした。品質保持剤事業は売上高が減少しましたが、利益は増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は158.17億円(前期末比5.5%増)、純資産は127.83億円(前期末比0.7%増)となりました。自己資本比率は80.8%(前期末比3.9%減)となっています。流動資産は売掛金及び電子記録債権の増加により4.5億円増加し、固定資産は太陽光発電オフサイトPPA導入に伴うリース資産の増加などにより3.78億円増加しました。負債は主に支払手形及び買掛金の増加並びにリース債務の増加により7.44億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは8.56億円の収入(前期比6.76億円増)となりました。主に売上債権の増減額が増加したことによります。投資活動によるキャッシュ・フローは5.04億円の支出(前期比1.26億円増)となり、主に有形固定資産の取得による支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは2.75億円の支出(前期比4,000万円増)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は28.04億円(前期末比8,100万円増)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高93億円(前期比1.8%増)、営業利益3.6億円(前期比8.4%増)、経常利益3.8億円(前期比0.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2.3億円(前期比27.8%減)を見込んでいます。主力製品であるキャリア売上は前期から横ばい、新規機能性材料売上は微増を予想しています。品質保持剤事業の脱酸素剤売上は微減を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は100円(前期比10円増)、配当金総額は2.9億円(前期比3,000万円増)となりました。配当性向は91.1%(前期比1.8%減)です。2026年3月期の配当予想は、中間配当50円、期末配当50円の年間100円(前期と同額)、配当性向126.1%を予定しています。
注意事項
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