(株)メタルアートの決算情報

メタルアートの主な事業セグメントは鍛工品製造販売です。自動車部品、建設機械部品、農業機械部品、その他部品の4つの部門があり、日本とインドネシアで事業を展開しています。

2025年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が329億6,600万円（前年同期比7.8％減）、営業利益が22億1,700万円（同12.6％減）、経常利益が24億2,200万円（同10.8％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益が16億1,100万円（同11.1％減）となりました。自動車部門では一部回復が見られたものの、建設機械・農業機械部門では需要減退により業績が悪化しました。

総資産は前連結会計年度末比4.4%増の459億6,200万円となりました。流動資産は現金及び預金の増加等により4.1%増、固定資産は有形固定資産の増加等により4.8%増加しました。負債は前連結会計年度末比1.4%増の190億1,300万円、純資産は利益剰余金の増加等により6.6%増の269億4,900万円となりました。自己資本比率は51.7%と0.8ポイント上昇しました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前連結会計年度末比15億4,500万円増加し110億3,600万円となっています。設備投資増加に対応した長期借入金が13億円増加し、短期借入金が13億8,000万円減少しています。減価償却費は16億4,800万円（前年同期比9.1%増）となっています。

2025年3月期通期の連結業績予想を修正し、売上高440億円（前期比2.3%減）、営業利益28億9,000万円（同1.1%減）、経常利益31億7,000万円（同0.4%減）、親会社株主に帰属する当期純利益20億2,000万円（同4.7%減）を見込んでいます。前回予想から下方修正されており、厳しい事業環境が続くことが予想されます。

2025年3月期の年間配当予想は133円（前期実績118円）に修正されました。中間配当64円に加え、期末配当69円を予定しています。配当性向は19.4%となる見込みです。