2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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日本鋳鉄管株式会社の第3四半期決算は、売上高が微増の131億900万円となったものの、諸物価高騰の影響で営業利益が64.1%減の2億3,400万円に落ち込みました。電気炉建設関連費用や繰延税金資産の取り崩しにより1億2,100万円の純損失を計上し、通期予想も下方修正されています。
主な事業セグメント
日本鋳鉄管株式会社の主な事業セグメントは、ダクタイル鋳鉄関連事業と樹脂管・ガス関連事業です。ダクタイル鋳鉄関連事業が主力で、水道用ダクタイル鉄管の製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は131億900万円（前年同期比0.8%増）となりました。しかし、諸物価高騰の影響により、営業利益は2億3,400万円（同64.1%減）、経常利益は2億4,500万円（同63.8%減）と大幅減益となりました。親会社株主に帰属する四半期純損益は1億2,100万円の損失（前年同期は3億4,500万円の利益）となり、電気炉建設関連費用や繰延税金資産の取り崩しが影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.7%増の207億9,700万円となりました。主な変動は、商品及び製品の5億5,300万円減少、電子記録債権の8億6,600万円増加です。負債は前期末比5.8%増の113億400万円となり、短期借入金が10億円増加しました。純資産は前期末比2.8%減の94億9,300万円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前期末比6億4,700万円減少し27億7,200万円となっています。また、短期借入金が10億円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローの減少を借入金で補っている可能性があります。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想を下方修正しました。売上高は170億円（前期比0.8%増）、営業利益は4億9,000万円（同43.1%減）、経常利益は5億円（同44.2%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は0円と厳しい見通しとなっています。
株主還元
2025年3月期の期末配当予想は1株当たり25円となっています。前期の期末配当44円から減配の予想となっており、業績悪化の影響が見られます。
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