2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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Ｓ＆Ｊ株式会社の第3四半期累計期間は、売上高13.79億円（前年同期比23.7％増）、営業利益2.69億円（同28.8％増）と大幅な増収増益を達成しました。SOCサービスとコンサルティングサービスの両方で成長が見られ、特にSOCサービスの28.0％増が全体の業績を牽引しています。通期予想に対しても順調に進捗しており、今後の更なる成長が期待されます。
主な事業セグメント
Ｓ＆Ｊ株式会社は、サイバーセキュリティ事業の単一セグメントで事業を展開しています。主なサービスとして、SOCサービスとコンサルティングサービスを提供しています。SOCサービスでは監視・運用サービスを、コンサルティングサービスではセキュリティ評価やインシデント対応を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期累計期間の経営成績は、売上高13.79億円（前年同期比23.7％増）、営業利益2.69億円（同28.8％増）、経常利益2.72億円（同50.1％増）、四半期純利益1.86億円（同52.3％増）となりました。SOCサービスの売上高は10.55億円（前年同期比28.0％増）、コンサルティングサービスの売上高は3.23億円（同11.6％増）と、両サービスとも増収となっています。この成長は、新規案件の獲得やセキュリティインシデント対応の増加によるものです。
貸借対照表の変化
資産合計は27.3億円（前期末比10.9％増）となりました。主な変動として、有形固定資産が3.81億円増加し、現金及び預金が1.34億円減少しています。負債合計は7.85億円（前期末比11.7％増）となり、主に未払金が1.53億円増加しました。純資産は19.44億円（前期末比10.6％増）となり、自己資本比率は71.2％（前期末71.4％）とほぼ横ばいを維持しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が1.34億円減少しています。これは主に事務所移転等に伴う有形固定資産の増加（3.81億円増）によるものと推測されます。一方で、営業活動によるキャッシュ・フローは四半期純利益の増加（1.86億円）などにより、プラスであったと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期業績予想は、売上高20.13億円（前期比25.0％増）、営業利益4.03億円（同15.6％増）、経常利益4.03億円（同26.3％増）、当期純利益2.71億円（同24.4％増）を見込んでいます。第3四半期累計期間の実績は、売上高で通期予想の68.5％、営業利益で66.9％を達成しており、概ね順調に推移していると考えられます。
株主還元
配当に関しては、2025年3月期の期末配当予想は0円となっており、前期と同様に無配当の予定です。
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