令和７年３月期 決算短信の要約
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モリ工業株式会社の当連結会計年度は、売上高461億4,100万円（前年同期比3.7％減）、営業利益53億9,600万円（同8.5％減）、経常利益57億2,200万円（同10.5％減）、親会社株主に帰属する当期純利益41億2,800万円（同8.7％減）と減収減益となりました。販売単価の下落や運送費等の経費増加が影響し、次期も厳しい事業環境が予想されています。
主な事業セグメント
モリ工業株式会社の主な事業セグメントは、日本とインドネシアです。日本事業では、ステンレス管、ステンレス条鋼、ステンレス加工品、鋼管の製造販売、およびパイプ切断機等の機械製造販売を行っています。インドネシア事業では、現地子会社が製造から販売まで行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は461億4,100万円（前年同期比3.7％減）となりました。販売単価の下落により売上高が減少し、運送費等の経費増加により営業利益は53億9,600万円（同8.5％減）となりました。経常利益は57億2,200万円（同10.5％減）、親会社株主に帰属する当期純利益は41億2,800万円（同8.7％減）と減収減益となりました。日本事業の売上高は440億4,200万円（同3.3％減）、インドネシア事業は20億9,900万円（同11.5％減）でした。
貸借対照表の変化
総資産は698億4,200万円（前期末比0.7％減）となりました。主な変動は、現金及び預金の23億8,600万円減少、受取手形及び売掛金の6億4,700万円減少、投資有価証券の21億7,800万円増加です。負債は142億6,900万円（同9.1％減）となり、主に電子記録債務の5億7,800万円減少などによります。純資産は555億7,200万円（同1.8％増）となり、自己資本比率は79.5％（同1.9ポイント上昇）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは40億5,800万円の収入（前年同期比38.9％減）となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益57億8,500万円、売上債権の減少9億2,500万円、法人税等の支払額18億3,800万円です。投資活動によるキャッシュ・フローは38億4,300万円の支出（同280.9％増）となり、主に設備投資10億6,500万円、投資有価証券の取得28億600万円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは26億1,700万円の支出（同59.3％増）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高458億円（前年同期比0.7％減）、営業利益46億円（同14.8％減）、経常利益48億円（同16.1％減）、親会社株主に帰属する当期純利益34億円（同17.6％減）と減収減益を見込んでいます。世界的な景気後退リスクが高まる中、需要減による販売価格の低下傾向が続くと予想され、人件費や運送費などのコスト上昇も継続すると予測されています。
株主還元
当期の配当金総額は16億1,400万円、1株当たり年間配当金は210円（中間80円、期末130円）となりました。次期の配当予想は、1株当たり年間36円（中間16円、期末20円）を予定しています。なお、令和7年4月1日付で1株につき5株の株式分割を実施しています。
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