2025年3月期 第３四半期決算短信の要約
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高砂鐵工株式会社の当第3四半期連結累計期間は、売上高が微減となる一方で、利益面では大幅な改善が見られました。特に鉄鋼製品事業での収益改善施策が奏功し、営業利益36.9％増、経常利益37.6％増、純利益46.1％増と大幅な増益を達成しています。通期予想も増収増益を見込んでおり、業績回復の兆しが見えています。
主な事業セグメント
高砂鐵工株式会社の主な事業セグメントは、鉄鋼製品事業と不動産事業です。鉄鋼製品事業が主力で、不動産事業は安定的に利益面での下支えの役割を果たしています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は90.01億円（前年同期比1.6％減）となりました。一方、利益面では大幅な改善が見られ、営業利益は3.6億円（前年同期比36.9％増）、経常利益は3.71億円（前年同期比37.6％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.41億円（前年同期比46.1％増）となりました。鉄鋼製品事業では、拡販やコスト低減、原材料価格上昇分の製品価格への反映などの取り組みにより、前年同期比で増益となりました。
貸借対照表の変化
当第3四半期連結会計期間末の資産総額は98.73億円（前期末比2.2％増）となりました。主な変動として、現金及び預金が2.97億円減少した一方、棚卸資産が6.57億円増加しました。負債総額は53.26億円（前期末比1.4％増）となり、主に未払法人税等が4,600万円、契約負債が4,500万円増加しました。純資産は45.46億円（前期末比3.2％増）となり、主に利益剰余金の増加によるものです。
キャッシュフローの変化
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は1.12億円（前年同期1.62億円）となっています。これは前年同期比で31.5％減少しており、設備投資の抑制や償却資産の減少が推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高140.8億円（前期比15.6％増）、営業利益5.5億円（同41.1％増）、経常利益5.5億円（同39.1％増）、親会社株主に帰属する当期純利益3.6億円（同53.4％増）と、大幅な増収増益を見込んでいます。この予想に変更はありません。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金予想は40円で、前期実績の35円から5円の増配が予定されています。配当性向は33.4％となる見込みです。
注意事項
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