2025年３月期決算短信の要約
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大阪製鐵株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高1,164億2,400万円(前期比0.6%減)、経常利益49億1,100万円(前期比22.1%減)となりました。厳しい事業環境の中、親会社株主に帰属する当期純利益は32億2,700万円(前期比3.4%増)を確保しています。今後は中期経営計画に基づき、収益力強化と資本効率化を進める方針です。
主な事業セグメント
大阪製鐵株式会社は、普通鋼の生産、製品販売、運送を包括的に営む企業です。主な事業セグメントは単一であり、国内外で鋼材の製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1,164億2,400万円(前期比0.6%減)、経常利益が49億1,100万円(前期比22.1%減)となりました。鋼材売上数量は104万7千トンと微減しました。インドネシア事業は収益面で改善したものの、厳しい状況が続いています。固定資産売却益4億3,300万円を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は32億2,700万円(前期比3.4%増)となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期比0.6%減の2,034億8,500万円となりました。流動資産は5.4%減少し1,088億9,000万円、固定資産は5.5%増加し945億9,400万円となっています。負債合計は10.1%減少し452億7,300万円、純資産は2.5%増加し1,582億1,100万円となりました。自己資本比率は76.7%に上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは76億1,300万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは58億7,500万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは14億7,200万円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比10億2,800万円増加し、441億4,000万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,200億円(前期比3.0%増)、経常利益25億円(前期比49.1%減)を見込んでいます。厳しい経営環境が予想される中、「大阪製鐵グループ中期経営計画」の諸施策推進に努め、2027年度に売上高1,250億円、経常利益95億円、ROE5%程度の達成を目指すとしています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり34円(中間配当金15円、期末配当金19円)とする予定です。次期の配当予想は未定ですが、連結配当性向30%程度を目安としています。また、2025年度から2027年度までの3年間で300億円を上限とする株主還元を実施する方針を発表しています。
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