2025年3月期 決算短信の要約
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合同製鐵株式会社の2025年3月期連結業績は、需要環境の低迷により売上高が7.9%減の2,051億9,900万円となり、利益面でも減益となりました。自己資本比率は52.8%に上昇し、財務体質は改善しています。2026年3月期も厳しい事業環境が予想される中、更なる企業価値向上に向けた取り組みが注目されます。
主な事業セグメント
合同製鐵株式会社の主な事業セグメントは「鉄鋼事業」と「農業資材事業」です。鉄鋼事業では線材・形鋼・棒鋼等の鉄鋼製品、鉄鋼二次加工製品を生産販売しています。農業資材事業では肥料、種苗、乾牧草等を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、需要環境の低迷により販売数量が減少し、売上高は前期比7.9%減の2,051億9,900万円となりました。利益面では、鉄スクラップ価格の高止まりや電力費・資材価格の高騰等により、営業利益は前期比23.0%減の137億4,900万円、経常利益は24.0%減の154億2,200万円、親会社株主に帰属する当期純利益は25.5%減の113億2,200万円となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比6.2%減の2,541億5,900万円となりました。主な要因は受取手形及び売掛金の136億6,700万円減少、棚卸資産の54億9,900万円減少です。負債は前期末比16.0%減の1,194億1,000万円となり、主に支払手形及び買掛金が136億3,700万円減少しました。純資産は前期末比4.8%増の1,347億4,900万円となり、自己資本比率は47.3%から52.8%に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益155億3,600万円、減価償却費46億700万円、売上債権の減少額136億6,700万円等により、191億3,800万円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得による支出62億2,500万円等により、56億7,800万円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出104億5,100万円等により、94億4,800万円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、国内需要の低迷やコスト環境の悪化が予想される中、売上高2,000億円（前期比2.5%減）、営業利益125億円（同9.1%減）、経常利益140億円（同9.2%減）、親会社株主に帰属する当期純利益95億円（同16.1%減）を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり240円（中間配当100円、期末配当140円）となりました。2026年3月期の配当予想は年間200円（中間100円、期末100円）で、配当性向は30.8%を見込んでいます。
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