2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が317.41億円(前年同期比4.4％増)と増収となりましたが、利益面では減益となりました。特に親会社株主に帰属する四半期純利益は7.15億円(同63.0％減)と大幅に減少しています。事業別では、工業製品・エンジニアリング事業のセグメント利益が58.0％増加し、全体の業績を下支えしています。
主な事業セグメント
建設・建材事業と工業製品・エンジニアリング事業が主な事業セグメントです。建設・建材事業では不燃建材の製造・販売、建設関連工事を行い、工業製品・エンジニアリング事業では船舶、プラント、自動車関連の製品製造・販売、工事を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は317.41億円(前年同期比4.4％増収)となりました。一方、営業利益は12.29億円(前年同期比4.7％減益)、経常利益は12.02億円(前年同期比11.4％減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7.15億円(前年同期比63.0％減益)と減益となりました。建設・建材事業の売上高は4.5％増加しましたが、セグメント利益は4.4％減少しました。工業製品・エンジニアリング事業は売上高が4.3％増加し、セグメント利益は58.0％増加しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比10.7％増の442.07億円となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金の増加、有形固定資産のその他（純額）の増加、連結子会社取得による土地とのれんの増加です。負債は18.5％増加し249.09億円となり、主に電子記録債務と短期借入金の増加によるものです。純資産は1.9％増加し192.98億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な情報は記載されていませんが、四半期純利益は7.15億円と前年同期比63.0％減少しています。投資活動では、大昭和ユニボード株式会社の全株式を18億円で取得し連結子会社化しました。財務活動では、短期借入金が44.5億円増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高430億円(前期比4.2％増)、営業利益25億円(同7.8％増)、経常利益24.5億円(同1.9％増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億円(同51.8％減)を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、第4四半期に向けて増収増益を予想していますが、純利益は特別利益の減少により大幅な減益となる見通しです。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期と比べ10円増配の1株当たり60円（中間30円、期末30円）を予定しています。
注意事項
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