2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社TYKの2025年3月期決算は、堅調な耐火物需要により売上高319億3,300万円（前期比6.4％増）、営業利益45億300万円（同41.5％増）と大幅な増収増益となりました。自己資本比率は69.1％に上昇し、財務基盤も強化されています。しかし、次期は需要減少により減収減益を予想しています。
主な事業セグメント
株式会社TYKは、主に耐火物の生産・販売を行っています。日本、北米、ヨーロッパ、アジアの4つの地域セグメントで事業を展開しており、各地域で独立した経営単位として包括的な戦略を立案し事業活動を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は319億3,300万円（前期比6.4％増）となりました。利益面では、営業利益が45億300万円（前期比41.5％増）、経常利益が50億3,200万円（前期比24.2％増）、親会社株主に帰属する当期純利益が31億3,000万円（前期比31.6％増）と、大幅な増収増益となりました。これは主に堅調な耐火物需要が維持されたことによるものです。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比4.0％増の591億6,900万円となりました。主な要因は現金及び預金の増加（10億3,100万円）、受取手形及び売掛金の増加（3億4,200万円）です。負債合計は前期末比0.5％増の117億9,800万円となりました。純資産合計は前期末比4.9％増の473億7,100万円となり、自己資本比率は69.1％と0.2ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは32億9,700万円の収入（前期比17.9％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは17億9,100万円の支出（前期比32.6％増）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは8億5,600万円の支出（前期比19.5％増）となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比4.8％増の135億5,300万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高297億1,000万円（前期比7.0％減）、営業利益35億7,000万円（同20.7％減）、経常利益41億円（同18.5％減）、親会社株主に帰属する当期純利益26億4,000万円（同15.7％減）と減収減益を見込んでいます。これは主に粗鋼生産量の減少や鋼材需要の減速に伴う耐火物需要の減少を予想しているためです。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり21円20銭（前期比5円増）となりました。次期の配当予想は、1株当たり年間17円90銭（当期比3円30銭減）を予定しています。配当性向は30.1％を維持する方針です。
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