2025年3月期 決算短信の要約
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黒崎播磨株式会社の2025年3月期連結業績は、厳しい事業環境下で増収増益を達成しました。売上高1,779億2,100万円(前期比0.5%増)、営業利益140億8,200万円(同4.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益125億3,500万円(同1.0%増)となり、インド市場での拡販や原材料コスト上昇分の価格転嫁が奏功しました。
主な事業セグメント
黒崎播磨株式会社の主な事業セグメントは、耐火物事業、ファーネス事業、セラミックス事業、不動産事業です。耐火物事業では各種工業窯炉用耐火物の製造販売、ファーネス事業では窯炉の設計施工・修理、セラミックス事業では産業用セラミックス製造販売と景観材販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.5%増の1,779億2,100万円、営業利益が4.2%減の140億8,200万円、経常利益が6.5%減の153億1,600万円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は1.0%増の125億3,500万円でした。国内外の粗鋼生産量減少の影響を受けましたが、インド市場での拡販や原材料コスト上昇分の価格転嫁により増収増益を確保しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比4.5%増の1,870億5,800万円となりました。主な要因は、売上増に伴う受取手形・売掛金の増加です。負債は1.1%減の854億1,700万円、純資産は9.6%増の1,016億4,000万円となりました。自己資本比率は50.8%に上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは31億4,400万円の収入となり、前期比77.1%減少しました。投資活動では43億3,100万円の支出となり、前期比20.7%増加しました。財務活動では9億8,600万円の収入となり、前期の62億3,700万円の支出から大きく改善しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,800億円(前期比1.2%増)、営業利益150億円(同6.5%増)、経常利益150億円(同2.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益100億円(同20.2%減)を見込んでいます。不安定な政治・経済動向の中、商品価値に見合った価格形成力や技術力、グローバル対応力を活かし、2025見直し経営計画の目標達成を目指します。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり105円(前期比5円増)となりました。2026年3月期は115円(前期比10円増)を予定しています。配当性向は28.2%から38.7%に上昇する見通しです。
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