2025年3月期 第3四半期決算短信の要約
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ジャニス工業株式会社の当第3四半期は、売上高が前年同期比12.3%増の35.66億円と増収となりましたが、6,100万円の営業損失を計上しました。ビルダー市場での新規受注獲得や製造原価低減により業績は改善傾向にありますが、黒字化には至っていません。通期では増収増益を見込んでおり、第4四半期での業績回復が期待されます。
主な事業セグメント
ジャニス工業株式会社は、衛生機器の製造・販売を主な事業としています。具体的には、トイレや洗面台などの住宅設備機器を製造・販売しており、単一セグメントで事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は35.66億円(前年同期比12.3%増)となりました。ビルダー市場での新規受注獲得により増収となりましたが、営業損失6,100万円、経常損失1,400万円、親会社株主に帰属する四半期純損失1,600万円を計上しました。製造原価低減により売上総利益率は改善傾向にありますが、上期の損失を全て補填するには至りませんでした。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比1.4%増の41.82億円となりました。主な増加要因は、受取手形及び売掛金の4,600万円増、電子記録債権の3,200万円増、製品の3,100万円増です。負債は前連結会計年度末比2.1%増の32.16億円となり、主に短期借入金の1億円増、電子記録債務の8,300万円増によるものです。純資産は前連結会計年度末比0.8%減の9.66億円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前連結会計年度末比1.16億円減少し2.71億円となりました。また、減価償却費は3,200万円（前年同期は1.01億円）と大幅に減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高48.45億円（前期比10.9%増）、営業利益2,500万円、経常利益7,500万円、親会社株主に帰属する当期純利益4,000万円を見込んでいます。第3四半期までの実績を踏まえると、第4四半期での大幅な業績改善が必要となります。
株主還元
2025年3月期の配当予想は、期末配当0円、年間配当0円となっています。前期も無配であり、厳しい業績を反映して無配が継続される見通しです。
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