2025年3月期 決算短信の要約
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ノリタケ株式会社の2025年3月期は、売上高が微増となる中、営業利益と経常利益は減少しましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は12.7%増加しました。セラミック・マテリアル事業が好調で、食器事業も黒字化しています。自己資本比率が75.6%に上昇し、財務体質が強化されました。
主な事業セグメント
ノリタケ株式会社の主な事業セグメントは、工業機材、セラミック・マテリアル、エンジニアリング、食器の4つです。工業機材では研削砥石等、セラミック・マテリアルでは電子ペースト等、エンジニアリングでは焼成炉等、食器では陶磁器食器等を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1,381億8,200万円(前期比0.2%増)、営業利益が102億1,300万円(同4.6%減)、経常利益が140億2,800万円(同4.2%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は129億3,900万円(同12.7%増)と増益になりました。セグメント別では、工業機材の営業利益が32.8%減少した一方、セラミック・マテリアルは7.0%増加しました。食器事業は黒字転換を果たしています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.9%減の1,983億1,200万円となりました。負債は前期末比12.3%減の474億5,000万円、純資産は前期末比2.0%増の1,508億6,200万円となりました。自己資本比率は75.6%と2.8ポイント上昇し、財務体質が強化されています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは20億1,500万円の収入(前期比90.9%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは52億6,300万円の支出(同62.4%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは30億3,000万円の支出(同77.5%減)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比34.1%減の118億5,100万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,380億円(前期比0.1%減)、営業利益90億円(同11.9%減)、経常利益125億円(同10.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益105億円(同18.9%減)を見込んでいます。セグメント別では、エンジニアリングと食器で増収を予想する一方、工業機材とセラミック・マテリアルで減収を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の1株当たり年間配当金は135円(中間65円、期末70円)となりました。2026年3月期は1株当たり年間140円(中間70円、期末70円)の配当を予定しています。配当性向は38.4%となる見込みです。
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