日本コンクリート工業(株)の決算情報

日本コンクリート工業株式会社の主な事業セグメントは、基礎事業、コンクリート二次製品事業、不動産・太陽光発電事業です。基礎事業ではコンクリートパイル、コンクリート二次製品事業ではコンクリートポールや土木製品を扱っています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は393億1,900万円(前年同期比2.4%減)、営業利益は11億1,700万円(同39.4%減)、経常利益は15億7,900万円(同26.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億900万円(同45.7%減)となりました。コンクリートパイル全国需要の約8%減少や、コンクリートポール全国出荷量の約7%減少の影響を受け、厳しい事業環境が続いています。

総資産は前期末比27億7,900万円減の792億1,500万円となりました。主な要因は現金及び預金の減少です。負債は前期末比24億9,000万円減の391億800万円となりました。主な要因は支払手形及び買掛金、電子記録債務、未払法人税等の減少です。純資産は前期末比2億8,900万円減の401億600万円となりました。自己資本比率は前期末の45.7%から46.8%に上昇しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の13億6,500万円から12億6,800万円に減少しています。現金及び預金の残高は前期末の111億2,000万円から81億9,700万円に減少しており、営業活動によるキャッシュ・フローの減少が示唆されます。

通期の連結業績予想は、売上高520億円(前期比3.1%減)、営業利益12億円(同33.6%減)、経常利益17億円(同24.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5億5,000万円(同10.5%減)に下方修正されました。厳しい事業環境が継続すると予想されています。

2025年3月期の年間配当金は、前期と同額の1株当たり13円(中間配当6.5円、期末配当6.5円)を予定しています。配当予想に変更はありません。