2024年12月期決算短信の要約
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日本電気硝子株式会社の2024年12月期連結業績は、売上高2,992億円（前期比6.9%増）、営業利益61億円と黒字転換を達成しました。電子・情報分野の好調や構造改革効果が寄与し、全利益項目で黒字化。2025年12月期は更なる増収増益を見込み、株主還元も強化する方針です。
主な事業セグメント
日本電気硝子株式会社の主な事業セグメントは、ガラス事業単一です。この事業は電子・情報分野と機能材料分野に分かれており、ディスプレイ、電子デバイス、複合材、医療、耐熱、建築などの製品を提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比6.9%増の2,992億円となりました。営業利益は61億円、経常利益は124億円、親会社株主に帰属する当期純利益は120億円と、全て黒字に転換しました。これは販売数量の増加や価格引き上げ、前期に実施した事業構造改革の効果などによるものです。電子・情報分野の売上高は18%増加し、機能材料分野は4%減少しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.2%減の6,951億円となりました。現金及び預金が増加し、商品及び製品が減少しました。負債は2.9%減の2,076億円、純資産は0.5%減の4,875億円となりました。自己資本比率は69.6%と、前期末から0.4ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは522億円の収入（前期は13億円の支出）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは426億円の収入（前期は207億円の支出）、財務活動によるキャッシュ・フローは488億円の支出（前期は115億円の支出）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比64.6%増の1,235億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高3,100億円（前期比3.6%増）、営業利益200億円（同226.8%増）、経常利益200億円（同61.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益150億円（同24.1%増）を見込んでいます。ディスプレイ事業は堅調な需要、電子デバイス事業は半導体向け製品の販売拡大を予想しています。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり130円（前期比10円増）となりました。2025年12月期は中間配当70円、期末配当75円の年間145円（前期比15円増）を予定しています。また、200億円を上限とする自己株式の取得を予定しています。
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