2025年12月期 第1四半期決算短信の要約
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AGC株式会社の2025年第1四半期決算は、売上高が前年同期比0.2%増の4,996億円、営業利益が7.0%増の258億円となりました。電子セグメントの好調や自動車用ガラスの価格政策効果が寄与し、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は276億円増の66億円と大幅に改善しました。通期予想では、売上高4.0%増、営業利益19.2%増を見込んでいます。
主な事業セグメント
AGC株式会社の主な事業セグメントは、建築ガラス、オートモーティブ、電子、化学品、ライフサイエンスの5つです。建築用ガラス、自動車用ガラス、ディスプレイ用ガラス基板、化学品、医薬品開発製造受託などを手がけています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第1四半期連結累計期間の売上高は前年同期比0.2%増の4,996億円となりました。営業利益は7.0%増の258億円、税引前四半期利益は233億円増の170億円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期純利益は276億円増の66億円となりました。電子セグメントでEUV露光用フォトマスクブランクス等の出荷が堅調に推移し、自動車用ガラスで価格政策の効果が発現しました。一方、建築ガラスは欧州での販売価格下落やロシア事業譲渡の影響がありました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比3.7%減の2.78兆円となりました。これは主に有形固定資産や現金及び現金同等物、営業債権の減少によるものです。負債合計は1.7%減の1.2兆円となりました。資本合計は5.1%減の1.59兆円となり、主に円高の影響で在外営業活動体の換算差額が減少したことによります。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは449億円の収入となり、前年同期比33.4%減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは516億円の支出となり、前年同期比127.5%増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは26億円の支出となり、前年同期比96.3%減少しました。これらの結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は947億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.0%増の2兆1,500億円、営業利益が19.2%増の1,500億円、親会社の所有者に帰属する当期純利益が800億円と予想されています。第2四半期累計期間の売上高は前年同期比3.4%増の1兆500億円、営業利益は14.7%増の650億円と予想されています。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は前期と同額の1株当たり210円（中間105円、期末105円）となっています。
注意事項
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