2024年12月期 決算短信の要約
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株式会社ニチリンの2024年12月期決算は、売上高が1.0%増の713.56億円、営業利益が4.5%減の91.84億円となりました。日本セグメントの好調が全体を牽引しましたが、中国での販売低迷が影響しました。自己資本比率は68.4%に上昇し、財務基盤が強化されています。
主な事業セグメント
株式会社ニチリンは、自動車用各種ホース類の製造および販売を主とするメーカーです。主な事業セグメントは「日本」「北米」「中国」「アジア」「欧州」の5つで構成されています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は713.56億円(前年比1.0%増)、営業利益は91.84億円(同4.5%減)、経常利益は103.82億円(同1.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は61.71億円(同4.3%増)となりました。日本セグメントが好調だった一方、中国での販売低迷が影響しました。
貸借対照表の変化
総資産は829.78億円(前期末比6.5%増)、純資産は638.57億円(同9.4%増)となりました。自己資本比率は68.4%(前期末66.0%)に上昇しています。主な変動として、棚卸資産が16.94億円増加、有形固定資産が34.3億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは86.7億円の増加(前期比12.5%減)、投資活動によるキャッシュ・フローは62.13億円の減少(同84.9%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは57.66億円の減少(同4.3%増)となりました。設備投資の増加や配当金の支払いが主な要因です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高728億円(前期比2.0%増)、営業利益94億円(同2.4%増)、経常利益96億円(同7.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益58億円(同6.0%減)を見込んでいます。為替レートは1US$＝150円を前提としています。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり176円(前期比26円増)、配当性向は38.1%となりました。2025年12月期も同額の176円(配当性向40.0%)を予定しています。
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