2025年３月期 決算短信の要約
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西川ゴム工業の2025年3月期は増収増益となりましたが、為替影響で最終利益は減少しました。地域別では日本と東南アジアが好調でした。自己資本比率は63.5%に改善し、配当も大幅増額。今後は米国通商政策や為替の影響を見込みつつ、自己資本比率55%を目指す方針です。
主な事業セグメント
西川ゴム工業株式会社の主な事業セグメントは、自動車用部品の生産・販売です。地域別に「日本」「北米」「東アジア」「東南アジア」の4つのセグメントで事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が1,206.39億円(前期比2.3%増)、営業利益は73.24億円(同11.7%増)となりました。一方、為替差損等の影響により、経常利益は76.17億円(同14.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は39.57億円(同21.5%減)となりました。日本セグメントの売上高は増加しましたが、営業利益は減少。北米セグメントは赤字が縮小し、東南アジアセグメントの営業利益は増加しました。
貸借対照表の変化
資産合計は1,384億円(前期末比0.5%増)となりました。主な増加は現金及び預金、主な減少は投資有価証券でした。負債合計は466.79億円(同7.6%減)、純資産合計は917.21億円(同4.8%増)となりました。自己資本比率は63.5%(前期末61.4%)に改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは92.43億円の収入(前期比56.41億円減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは43.42億円の支出(同8.17億円減)、財務活動によるキャッシュ・フローは28.77億円の支出(同65.26億円減)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は415.92億円(前期末比30.01億円増)となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高1,100億円(前期比8.8%減)、営業利益66億円(同9.9%減)、経常利益80億円(同5.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益42億円(同6.1%増)を見込んでいます。米国通商政策および為替等の影響を考慮した予想となっています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり209円(前期比165円増)となりました。2026年3月期の配当予想は、1株当たり年間184円(株式分割後)を予定しています。自己資本比率を55%とするKGI(重点目標達成指標)を設定し、2031年3月期までの達成を目指しています。
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