2025年３月期 決算短信の要約
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コスモエネルギーホールディングスの2025年3月期連結業績は、売上高が2兆7,999億円(前期比+2.6%)と増加したものの、営業利益1,282億円(同-14.0%)、経常利益1,508億円(同-6.7%)、純利益577億円(同-29.7%)と減益となりました。石油事業の利益減少が主因ですが、石油開発事業は増益となっています。次期は原油価格下落の影響を見込み減収減益を予想しています。
主な事業セグメント
コスモエネルギーホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、石油事業、石油化学事業、石油開発事業、再生可能エネルギー事業です。石油事業では石油製品の生産・販売、石油化学事業では石油化学製品の生産・販売、石油開発事業では原油の開発・生産・販売、再生可能エネルギー事業では風力発電による電力供給を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が2兆7,999億円(前期比+2.6%)と増加しましたが、営業利益は1,282億円(同-14.0%)、経常利益は1,508億円(同-6.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は577億円(同-29.7%)と減少しました。石油事業のセグメント利益が618億円(同-289億円)と大幅に減少し、全体の利益減少に影響しました。一方、石油開発事業のセグメント利益は824億円(同+141億円)と増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は2兆1,566億円(前期末比-2.5%)となりました。流動資産は1兆791億円(同-3.9%)、固定資産は1兆774億円(同-1.1%)となっています。負債合計は1兆4,491億円(同-2.4%)、純資産合計は7,075億円(同-2.7%)となりました。自己資本比率は27.1%(前期末27.2%)とほぼ横ばいです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1,371億円の資金増加(前期は1,779億円の増加)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1,457億円の資金減少(前期は328億円の減少)、財務活動によるキャッシュ・フローは690億円の資金減少(前期は1,042億円の減少)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は349億円(前期末比-67.0%)と大幅に減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高2兆5,800億円(前期比-7.9%)、営業利益1,230億円(同-4.1%)、経常利益1,210億円(同-19.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益530億円(同-8.1%)を見込んでいます。原油価格の下落や為替の円高影響により、石油開発事業の減益を予想していますが、石油化学事業は事業構造改善によるコスト削減で増益を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり330円(中間配当150円、期末配当180円)を予定しています。2026年3月期も同様に年間330円(中間配当150円、期末配当180円)の配当を予定しています。
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