2025年３月期 決算短信の要約
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富士興産株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高が10.4%増の683億円となりましたが、営業利益は12.4%減の8億円となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は18.1%増の7.17億円と増加しています。次期はBDF事業への投資を積極的に行い、売上高20.0%増の820億円を目指しています。
主な事業セグメント
富士興産株式会社の主な事業セグメントは、石油事業、リサイクル事業、環境関連事業、ホームエネルギー事業、レンタル事業の5つです。石油製品の販売、産業廃棄物処理、メガソーラー発電、家庭用燃料小売、建設機材レンタルなどを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高が前年同期比10.4%増の683億円となりました。営業利益は12.4%減の8億円、経常利益は13.0%減の8.22億円となりましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は18.1%増の7.17億円となりました。売上高は増加したものの、配送費用や人件費の増加により利益が減少しました。一方で、遊休資産と発電所の売却益により純利益は増加しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比9.5%増の209.31億円となりました。主な要因は現金及び預金の増加22.55億円です。負債は17.6%増の113.1億円となり、長期借入金が20億円増加しました。純資産は1.2%増の96.2億円となりました。自己資本比率は前年度末の49.7%から46.0%に低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは13.51億円の増加（前期比31.0%減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは4.78億円の減少（前期比37.7%減）、財務活動によるキャッシュ・フローは13.73億円の増加（前期は4.62億円の減少）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比65.4%増の56.8億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高820億円（前期比20.0%増）、営業利益8億円（前期比0.0%減）、経常利益8億円（前期比2.8%減）、親会社株主に帰属する当期純利益5億円（前期比30.3%減）を見込んでいます。BDF事業への投資や人的資源の集中投入、リサイクル事業を中心とした事業領域拡大のための投資を積極的に行う予定です。
株主還元
当期の期末配当は1株当たり58円（中間配当30円と合わせ年間88円）を予定しています。次期の配当は、中間31円、期末31円の年間62円を予定しています。自己株式取得については、株価水準やフリー・キャッシュフローの状況を勘案し適宜実施を検討するとしています。
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