2025年3月期 決算短信の要約
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フマキラー株式会社の2025年3月期連結業績は、海外売上の好調により売上高が9.1%増の738億5,400万円、営業利益が10.1%増の26億4,600万円となりました。特に東南アジアと欧州での成長が顕著で、海外売上構成比は62.6%に拡大しています。今後も海外展開の強化と経営基盤の強化を進め、さらなる成長を目指す方針です。
主な事業セグメント
フマキラー株式会社の主な事業セグメントは、殺虫剤、家庭用品、園芸用品、防疫剤です。地域別では日本、東南アジア、欧州を主要セグメントとし、その他にインド、メキシコでも事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前年同期比9.1%増の738億5,400万円となりました。営業利益は10.1%増の26億4,600万円、経常利益は10.0%減の25億2,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は6.2%増の14億6,200万円となりました。海外売上が好調で、特に東南アジアと欧州で大きく伸長しました。一方、国内売上は3.5%減少しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比4.2%増の649億7,000万円となりました。主な増加要因は、現金及び預金が13.2%増、売掛金が4.4%増、原材料及び貯蔵品が17.0%増となったことです。負債は1.3%増の372億4,600万円、純資産は8.3%増の277億2,300万円となりました。自己資本比率は1.7ポイント上昇し、38.9%となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは18億1,500万円の獲得(前年同期比58.1%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは15億5,200万円の使用(同27.3%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは2億8,200万円の獲得(前年同期は17億6,500万円の使用)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は93億6,100万円となり、前期末から14.6%増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高771億円(前期比4.4%増)、営業利益29億円(同9.6%増)、経常利益29億8,000万円(同18.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益19億6,000万円(同34.0%増)を見込んでいます。引き続き海外展開の強化と経営基盤の強化を進める方針です。
株主還元
2025年3月期の期末配当金は1株当たり22円を予定しています。2026年3月期の期末配当金は1株当たり24円を予定しており、2円の増配となる見通しです。
注意事項
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