2025年６月期 第２四半期（中間期）決算短信の要約
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東洋ドライルーブ株式会社の2025年6月期中間期は、自動車認証不正問題の影響解消と新規受注獲得により、売上高25.66億円(前年同期比9.0％増)、営業利益4.21億円(同12.3％増)と増収増益を達成しました。高級デジタルカメラ市場の好調も寄与し、経常利益は5.18億円(同24.6％増)と大幅な伸びを示しています。
主な事業セグメント
東洋ドライルーブ株式会社は、ドライルーブ事業を主な事業セグメントとしています。この事業は自動車機器、光学機器、電子機器向けに製品を提供しており、特に自動車部品および光学部品の生産が主力となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の業績は、売上高25.66億円(前年同期比9.0％増)、営業利益4.21億円(同12.3％増)、経常利益5.18億円(同24.6％増)、親会社株主に帰属する中間純利益3.58億円(同13.6％増)となりました。自動車認証不正問題の影響が解消し、新規受注獲得や高級デジタルカメラ市場の好調により、売上高は2023年末の自動車認証不正発覚前の水準以上に回復しました。製造費用の上昇を売上高の増加で吸収し、各利益も増益となっています。
貸借対照表の変化
当中間連結会計期間末の資産合計は124.56億円(前期末比3.7％増)、負債合計は24.14億円(同0.3％増)、純資産合計は100.42億円(同4.6％増)となりました。主な変動として、有形固定資産が1.91億円増加、関係会社出資金が1.73億円増加しました。自己資本比率は80.6％(前期末79.9％)に上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは5.22億円の収入(前年同期は7.65億円の収入)となりました。主な要因は税金等調整前中間純利益5.19億円、減価償却費1.75億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは4.07億円の支出(前年同期は6.5億円の支出)で、主に有形固定資産の取得による支出3.79億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは200万円の支出(前年同期は6,700万円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期の連結業績予想は、売上高49億円(前期比4.3％増)、営業利益6.31億円(同3.6％減)、経常利益8.35億円(同3.5％増)、親会社株主に帰属する当期純利益6.25億円(同1.4％増)を見込んでいます。日本経済の緩やかな回復が期待される一方、海外景気の下振れリスクや物価上昇、為替変動等の影響に注意が必要とされています。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり36円、年間配当予想は72円となっています。前期の年間配当57円から増配が予定されています。
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