(株)アジュバンホールディングスの決算情報

アジュバンホールディングスは、化粧品の商品企画、研究開発、販売及びこれに附帯するサービス業務を営む単一セグメントの企業です。主な事業区分はスキンケア、ヘアケア、その他となっています。

当連結会計年度の売上高は40.98億円（前年同期比7.7％減）となりました。一方で、営業利益は1.26億円（前年同期は営業損失100万円）、経常利益は1.35億円（前年同期比691.4％増）と大幅に改善しました。親会社株主に帰属する当期純利益は4,000万円（前年同期は9,900万円の純損失）となり、黒字転換を果たしました。売上高の減少はありましたが、広告宣伝費、販売促進費、研究開発費などの減少により利益が改善しました。

総資産は前期末比0.3%増の52.92億円となりました。主な変動として、現金及び預金が1.06億円増加、棚卸資産が1.43億円減少しました。負債は前期末比4.9%増の11.13億円、純資産は前期末比0.9%減の41.78億円となりました。自己資本比率は79.0%（前期末79.9%）と若干低下しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは3.07億円の収入（前期は3.77億円の収入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは9,500万円の支出（前期は3.91億円の収入）、財務活動によるキャッシュ・フローは1.04億円の支出（前期は1.98億円の支出）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は22.24億円（前期末比1.06億円増）となりました。

次期の連結業績予想は、売上高43.65億円（当期比6.5％増）、営業利益1.26億円（当期比0.4％減）、経常利益1.27億円（当期比5.4％減）、親会社株主に帰属する当期純利益7,300万円（当期比81.5％増）を見込んでいます。新商品の上市やデジタルコンテンツの充実を図る一方で、プロモーション費用や人件費の増加が予想されています。

2025年3月期の1株当たり配当金は12円（年間12円）となりました。2026年3月期の配当予想も1株当たり12円（期末配当）を予定していますが、業績向上を図り安定配当・増配を目指す方針です。