2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社マンダムの2025年3月期決算は、日本での好調な売上が全体を牽引し増収となりましたが、インドネシアでの苦戦や経費増加により減益となりました。売上高761.83億円(前期比4.0%増)、営業利益10.28億円(同49.1%減)を計上。次期は各セグメントでの取り組み強化により、増収増益を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社マンダムは、主に化粧品を製造・販売しており、「日本」「インドネシア」「海外その他」の3つの報告セグメントで事業を展開しています。主力ブランドは男性向けの「ギャツビー」や女性向けの「PIXY」などです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は761.83億円(前期比4.0%増)となりました。日本での売上高が好調に推移した一方、インドネシアでの売上高が減少しました。営業利益は10.28億円(同49.1%減)、経常利益は21.8億円(同26.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は18.59億円(同28.5%減)となりました。インドネシアでの売上高減少や原価率上昇、販売費および経費増加が減益の主な要因です。
貸借対照表の変化
総資産は974.92億円(前期末比42.26億円増)となりました。流動資産が46.49億円増加し、固定資産が4.23億円減少しました。負債合計は208.18億円(同7.6億円増)、純資産合計は766.73億円(同34.66億円増)となりました。自己資本比率は71.7%(前期末71.3%)と若干改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは49.24億円の収入(前期比18.88億円減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは20.85億円の支出(同11.98億円増)、財務活動によるキャッシュ・フローは22.04億円の支出(同9,400万円増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は238.1億円(同18.04億円増)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高843.2億円(前期比10.7%増)、営業利益35億円(同240.4%増)、経常利益41.8億円(同91.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益28.1億円(同51.1%増)を見込んでいます。各セグメントでマーケティング投資の強化や収益性改善に取り組む方針です。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり40円(前期と同額)、配当金総額は18.05億円となりました。2026年3月期の年間配当金予想も1株当たり40円(配当性向64.3%)を予定しています。
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