2025年２月期 決算短信の要約
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株式会社ティムスの2025年2月期決算は、営業損失9.07億円、経常損失6.33億円、当期純損失6.6億円と赤字が継続しています。しかし、CORXELからの受取配当金により経常損失は前年比32.9%改善しました。研究開発費は6.21億円と微増し、複数のパイプラインの開発が進展しています。資金調達も実施し、今後の開発加速が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社ティムスは、医薬品開発事業を主な事業セグメントとしています。主に急性期脳梗塞、高血圧、急性腎障害、がん悪液質、脊髄損傷などを対象とした新薬の研究開発を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当事業年度の経営成績は、営業損失9.07億円（前年比3.8%減）、経常損失6.33億円（前年比32.9%減）、当期純損失6.6億円（前年比31.2%減）となりました。損失額は前年度より減少しましたが、依然として赤字が続いています。研究開発費は6.21億円（前年比2.2%増）と微増し、その他の販売費及び一般管理費は2.86億円（前年比14.6%減）と減少しました。CORXELからの受取配当金3.42億円が経常損失の改善に寄与しています。
貸借対照表の変化
資産合計は30.32億円（前年比14.7%減）となりました。主な変動は現金及び預金の5.23億円減少（前年比15.2%減）です。負債合計は2.16億円（前年比122.0%増）となり、未払金5,800万円増加（前年比176.9%増）、未払費用6,100万円増加（前年比155.9%増）が主な要因です。純資産は28.15億円（前年比18.6%減）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは4.93億円の支出（前年比40.0%減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは3,000万円の支出（前年比818.7%増）、財務活動によるキャッシュ・フローは90万円の収入（前年比99.9%減）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は29.22億円（前年比15.2%減）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期（10ヶ月決算）の業績見通しは、合理的な予測が困難なため記載されていません。ただし、研究開発費は5.5億円～8億円、その他の販売費及び一般管理費は2.6億円～3.5億円を見込んでいます。TMS-007の臨床試験開始や他のパイプラインの開発進展、新規パイプラインの拡充に取り組む方針が示されています。
株主還元
当事業年度および次期の配当予想は0円となっています。研究開発段階の企業であり、現時点では配当を実施していません。
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