2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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エン・ジャパン株式会社の当第３四半期連結累計期間は、売上高が前年同期比2.6%減の484.25億円となる一方、営業利益は48.6%増の37.82億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は168.6%増の62.64億円と大幅増益となりました。組織統合の影響や海外事業環境の変化がある中、投資事業の進捗や広告宣伝費の効率化が利益を押し上げています。
主な事業セグメント
エン・ジャパン株式会社は、HR-Tech engage、人財プラットフォーム、国内求人サイト、国内人材紹介、国内その他、海外/インドIT派遣、海外/ベトナムなど、人材サービス事業を中心に展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は484.25億円(前年同期比2.6％減)となりました。一方、営業利益は37.82億円(前年同期比48.6％増)、経常利益は36.91億円(前年同期比30.8％増)と増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、投資有価証券売却益54.37億円の計上により62.64億円(前年同期比168.6％増)と大幅増益となりました。組織統合による影響や海外事業環境の変化が見られましたが、投資事業の進捗や広告宣伝費の効率化が利益を押し上げています。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比7.4%増の526.13億円となりました。主な変動として、現金及び預金が14.4%増加し249.07億円となった一方、受取手形、売掛金及び契約資産が13.3%減少し52.18億円となりました。負債合計は1.6%増の170.77億円、純資産合計は10.5%増の355.36億円となりました。自己資本比率は66.3%と1.5ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が31.38億円増加し249.07億円となっています。また、減価償却費は20.48億円(前年同期17.4億円)、のれんの償却額は3.03億円(前年同期2.85億円)となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高658億円(前期比2.8%減)、営業利益52億円(同0.8%増)、経常利益52億円(同3.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益73.5億円(同75.2%増)を見込んでいます。組織統合の影響が想定以上に長引いており、主に「engage」「エン転職」において計画を下回る見込みとなったことが要因です。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年3月期の期末配当予想は70.1円とされています。
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