2025年６月期 第3四半期決算短信の要約
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株式会社スカラの当第3四半期は、売上収益が前年同期比2.0%増の72.61億円、営業利益が6.29億円と黒字転換を果たしました。DX事業の好調と事業構造改革によるコスト削減が寄与し、親会社所有者帰属四半期利益も5.34億円と大幅に改善しています。財務体質も強化され、今後の成長に向けた基盤が整いつつあります。
主な事業セグメント
株式会社スカラは、DX事業、人材事業、EC事業、金融事業、インキュベーション事業を主な事業セグメントとしています。DX事業ではIT/AI/IoTを用いたDXを推進し、SaaS/ASPサービスを提供しています。人材事業では体育会系人材を中心とした採用支援、EC事業ではトレーディングカードゲームのECサイト運営、金融事業ではペット保険の運営、インキュベーション事業ではM&Aや新規事業開発支援を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上収益は72.61億円(前年同期比2.0%増)となりました。営業利益は6.29億円(前年同期は7.47億円の損失)と大幅に改善しました。これは主に事業構造改革によるコスト削減とDX事業の好調によるものです。親会社の所有者に帰属する四半期利益は5.34億円(前年同期は16.27億円の損失)となり、黒字転換を果たしました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比14.9億円減の112.09億円となりました。主な要因は現金及び現金同等物の20.02億円減少です。負債合計は13.45億円減の67.84億円となり、主に社債及び借入金が18.09億円減少しました。資本合計は1.45億円減の44.24億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は39.2%と、前連結会計年度末の34.2%から5.0ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは4.76億円の収入(前年同期は2,500万円の支出)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1.02億円の収入(前年同期は5,600万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは25.81億円の支出(前年同期は900万円の収入)となりました。この結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は前連結会計年度末比20.02億円減少し、48.14億円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年6月期通期の連結業績予想は、売上収益101億円(前期比5.7%減)、営業利益5.5億円、税引前利益5.4億円、親会社の所有者に帰属する当期利益3.4億円を見込んでいます。前期比での減収を予想していますが、利益面では黒字を維持する見通しです。なお、この業績予想に変更はありません。
株主還元
2025年6月期の年間配当金は前期の37.5円から16円に減配する予定です。第2四半期末に8円の配当を実施済みで、期末配当も8円を予定しています。
注意事項
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