スペースシャワーＳＫＩＹＡＫＩホールディングス(株)の決算情報

スペースシャワーSKIYAKIホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、「コンテンツ」と「ソリューション」の2つです。コンテンツセグメントには、イベント事業、ライブハウス事業、アーティストマネジメント事業、有料放送事業などが含まれます。ソリューションセグメントには、プラットフォーム事業、ファンクラブ事業、ディストリビューション事業などが含まれます。

当連結会計年度の業績は、売上高が206.37億円（前期比27.8%増）、営業利益が8.77億円（同42.0%増）、経常利益が8.89億円（同43.5%増）、親会社株主に帰属する当期純利益が2.87億円（同2.6%増）となりました。EBITDAは15.11億円（同55.8%増）と大幅に増加しました。ソリューションセグメントの好調な推移や、放送事業での費用圧縮が寄与し、業績予想を上回る結果となりました。

総資産は前期末比77.95億円増加し159.59億円となりました。主な要因は株式会社SKIYAKIの連結子会社化に伴う現金及び預金の増加33.66億円、のれんの増加12.17億円、顧客関連資産の増加18.85億円などです。負債は36.54億円増加し78.77億円、純資産は41.4億円増加し80.82億円となりました。自己資本比率は50.2%と前期末比2.1ポイント上昇しました。

営業活動によるキャッシュ・フローは13.09億円の獲得（前期比13.3%増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは6.4億円の使用（同5.0%増）、財務活動によるキャッシュ・フローは3.52億円の使用（同289.8%増）となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は64.89億円となり、前期末から33.66億円増加しました。

2026年3月期の連結業績予想は、売上高210億円（前期比1.8%増）、営業利益13億円（同48.2%増）、経常利益13億円（同46.2%増）、親会社株主に帰属する当期純利益7.5億円（同160.8%増）、EBITDA 19億円を見込んでいます。中期経営計画「Ignite 2027」に基づき、ファンプラットフォームの成長加速、コンテンツ・メディアの付加価値向上、クロスセル型のIP・ファンマーケティング展開、全社的な業務効率化・DX推進などの施策を実施する予定です。

2025年3月期の期末配当金は1株当たり13円（普通配当10円、記念配当3円）となり、前期の10円から3円増配されました。2026年3月期の配当予想は16円で、さらなる増配が予定されています。新たな配当方針として、中期経営計画期間中は継続的な増配を最優先とし、連結配当性向35%～45%を目標に累進配当を継続することが発表されました。