2025年３月期決算短信の要約
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JFEシステムズ株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高639.72億円（前期比3.1%増）、営業利益75.89億円（同2.5%増）、経常利益76.67億円（同2.9%増）、親会社株主に帰属する当期純利益54.42億円（同9.5%増）と、全ての項目で過去最高を更新しました。基盤サービス事業と製造業向け業務システム開発事業の拡大が主な要因です。
主な事業セグメント
JFEシステムズ株式会社は、情報サービス事業を主な事業セグメントとしています。製鉄所システムリフレッシュ、ソリューションビジネス、自社プロダクト、クラウド・セキュリティ事業、JFEグループのDX実績を活用したDX新規ビジネスなどを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高が前期比3.1%増の639.72億円、営業利益が2.5%増の75.89億円、経常利益が2.9%増の76.67億円、親会社株主に帰属する当期純利益が9.5%増の54.42億円となり、いずれも過去最高を更新しました。主に基盤サービス事業および製造業向け業務システム開発事業の拡大により売上高が増加し、高採算案件の増加により利益率も改善しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期比13.1%増の530.66億円となりました。負債は前期比12.1%増の189.21億円、純資産は前期比13.7%増の341.45億円となりました。自己資本比率は62.2%と、前期末の61.9%から若干改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは87.41億円の入金超過（前期比13.72億円増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは31.8億円の支払超過（前期比18.51億円増）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは27.92億円の支払超過となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比27.69億円増の240.53億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績見通しは、売上高586.2億円（前期比8.4%減）、営業利益63億円（同17.0%減）、経常利益64億円（同16.5%減）、親会社株主に帰属する当期純利益42.6億円（同21.7%減）と減収減益を予想しています。これは鉄鋼事業における製鉄所システムリフレッシュ作業量減少による売上高の減少と、従業員の処遇改善や人材ローテーション費用の増加を見込んでいるためです。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり122円（第2四半期末51円、期末71円）となりました。2026年3月期の配当予想は、年間68円（第2四半期末28円、期末40円）となっています。なお、2025年4月1日付で1株を2株に分割する株式分割を実施しており、2026年3月期の配当予想は分割後の株式数を基に算出されています。
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