2025年３月期 決算短信の要約
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ネクストウェア株式会社の2025年3月期決算では、売上高が6.7%増の30.09億円となり、営業損失は7,500万円に縮小しました。ソリューション事業での戦略的投資継続と、エンターテインメント事業の黒字化が特徴です。次期は増益を見込み、クラウド型事業モデルへの転換やAIソリューションの展開を加速させる方針です。
主な事業セグメント
ネクストウェア株式会社の主な事業セグメントは、ソリューション事業とエンターテインメント事業です。ソリューション事業では、コンピュータシステムのコンサルティングや開発、IoTソリューションサービスを提供しています。エンターテインメント事業では、株式会社OSK日本歌劇団による演劇の企画・興行やデジタルコンテンツの開発・配信を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の経営成績は、売上高30.09億円（前年同期比6.7%増）、営業損失7,500万円（前年同期は1.32億円の損失）、経常損失7,700万円（前年同期は1.28億円の損失）、親会社株主に帰属する当期純損失1.05億円（前年同期は1.61億円の損失）となりました。ソリューション事業では戦略的投資の費用負担が影響し営業損失を計上しましたが、エンターテインメント事業は大幅な増収により黒字化を達成しました。また、投資有価証券評価損を計上しましたが、これは中長期的な成長が期待される技術への投資によるものです。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は15.46億円（前年同期比8.4%減）、純資産は12.22億円（前年同期比7.9%減）となりました。主な変動として、流動資産が1.78億円減少し、固定資産が3,600万円増加しました。負債は3.23億円（前年同期比9.9%減）となり、主に流動負債が3,200万円減少しました。自己資本比率は79.1%（前年同期比0.4ポイント増）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは200万円の収入（前年同期は1.05億円の収入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1.38億円の支出（前年同期は8,700万円の支出）で、主に無形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは600万円の支出（前年同期は6,100万円の支出）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は4.43億円（前年同期比24.3%減）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高30億円（前年同期比0.3%減）、営業利益3,000万円（前年同期は7,500万円の損失）、経常利益3,000万円（前年同期は7,700万円の損失）、親会社株主に帰属する当期純利益1,000万円（前年同期は1.05億円の損失）を見込んでいます。ソリューション事業ではクラウド型事業モデルへの転換やAIソリューションの本格展開を進め、エンターテインメント事業では地方公演の拡充を通じた市場展開を進める方針です。
株主還元
当期および次期の配当金は無配となっています。
注意事項
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