2025年３月期 決算短信の要約
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オリコン株式会社の2025年3月期決算では、売上高が前年比2.4%増の49.16億円となりましたが、費用増加により営業利益は9.9%減の14.02億円となりました。コミュニケーション事業とデータサービス事業が増収を牽引し、新規連結子会社の寄与もありましたが、利益面では減益となっています。
主な事業セグメント
オリコン株式会社の主な事業セグメントは、コミュニケーション事業、データサービス事業、モバイル事業、広告事業です。コミュニケーション事業では顧客満足度調査やニュース配信を、データサービス事業では音楽・映像・書籍のマーケティングデータ提供を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は前年比2.4%増の49.16億円となりました。コミュニケーション事業とデータサービス事業が増収となった一方、モバイル事業は減収となりました。営業利益は前年比9.9%減の14.02億円、経常利益は11.9%減の14億円、親会社株主に帰属する当期純利益は6.0%減の9.92億円となりました。売上は増加したものの、手数料や人件費等の費用増加により減益となっています。
貸借対照表の変化
総資産は前年比14.7%増の69.17億円となりました。これは主に株式会社新旭の連結子会社化に伴う現金及び預金等の増加によるものです。負債は前年比49.9%増の12.6億円、純資産は前年比9.1%増の56.57億円となりました。自己資本比率は前年比4.3ポイント減の81.8%となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは12.08億円の収入となり、前年比7.8%減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.12億円の支出となり、前年比28.8%増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは6.32億円の支出となり、前年比5.9%増加しました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前年比11.8%増の34.36億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高60億円（前年比22.0%増）、営業利益14.5億円（同3.4%増）、経常利益14.5億円（同3.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益9.6億円（同3.2%減）を見込んでいます。IT関連投資や社員の賃上げを積極的に行う方針です。
株主還元
当期の期末配当金は1株当たり36円となりました。次期の配当予想も1株当たり36円を予定しており、安定的かつ継続的な配当を方針としています。
注意事項
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