(株)大塚商会の決算情報

株式会社大塚商会は、システムインテグレーション事業とサービス＆サポート事業を主な事業としています。システムインテグレーション事業では、コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供しています。サービス＆サポート事業では、サプライ供給、保守サービス、業務支援サービス等を行っています。

2024年12月期の連結業績は、売上高が1兆1,076億6,800万円(前年同期比13.3％増)、営業利益743億6,000万円(同18.1％増)、経常利益759億3,100万円(同17.7％増)、親会社株主に帰属する当期純利益534億8,100万円(同12.7％増)と増収増益となりました。システムインテグレーション事業の売上高は7,317億1,200万円(同16.1％増)、サービス＆サポート事業は3,759億5,500万円(同8.3％増)と、両事業とも成長しています。売上高及び各利益は過去最高を更新しました。

貸借対照表では、資産合計が前期末比19.9％増の6,739億300万円となりました。主な増加要因は受取手形、売掛金及び契約資産の増加です。負債合計は39.0％増の2,986億5,600万円となり、主に支払手形及び買掛金が増加しました。純資産合計は8.2％増の3,752億4,700万円となりました。自己資本比率は55.0％と前期末の61.1％から低下しています。

営業活動によるキャッシュ・フローは377億1,100万円の収入(前期比47.4％減)となりました。これは主に売上債権の増加額が大きくなったことによります。投資活動によるキャッシュ・フローは119億4,900万円の支出(同44.4％減)、財務活動によるキャッシュ・フローは258億9,100万円の支出(同8.6％増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は2,294億8,800万円となりました。

2025年12月期の連結業績予想は、売上高1兆2,130億円(前年同期比9.5％増)、営業利益823億円(同10.7％増)、経常利益822億円(同8.3％増)、親会社株主に帰属する当期純利益550億円(同2.8％増)を見込んでいます。セグメント別では、システムインテグレーション事業の売上高8,079億円(同11.0％増)、サービス＆サポート事業4,051億円(同6.6％増)を予想しています。

2024年12月期の1株当たり配当金は80円(普通配当75円及び売上高1兆円記念配当5円)を予定しています。これは株式分割を考慮した前期の67円50銭から実質12円50銭の増配となります。2025年12月期の配当は1株当たり85円を予定しており、配当性向(連結)は58.6％となる見込みです。