2025年２月期 決算短信の要約
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クリーク・アンド・リバー社の2025年2月期決算は、売上高が微増の502.75億円となる一方、利益面では減益となりました。AI/DX領域への先行投資やオリジナルコンテンツ開発など将来に向けた投資を積極的に行いつつ、次期は大幅な増収増益を見込んでいます。配当は41円を維持し、次期は45円への増配を予定しています。
主な事業セグメント
クリエイティブ分野（日本）、クリエイティブ分野（韓国）、医療分野、会計・法曹分野、その他の事業（IT・ファッション他）を展開しています。主力はクリエイティブ分野（日本）で、映像、ゲーム、Web、広告・出版などのクリエイティブ領域でプロデュース、ライツマネジメント、エージェンシー事業を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は502.75億円（前年同期比101.0％）と微増しましたが、営業利益は36.14億円（前年同期比88.1％）、経常利益は36.94億円（前年同期比89.3％）、親会社株主に帰属する当期純利益は22.51億円（前年同期比84.7％）と減少しました。一部の大手ゲームパブリッシャーの案件縮小や人材紹介サービスの成約長期化の影響を受けましたが、AI/DX領域への先行投資やオリジナルコンテンツの開発投資など将来に向けた投資を積極的に行いました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比16.59億円増の270.78億円となりました。主に現金及び預金の増加によるものです。負債は前期末比13.92億円増の110.65億円となり、主に短期借入金の増加によるものです。純資産は前期末比2.66億円増の160.12億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加した一方、自己株式の取得により株主資本が減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは29.58億円の収入（前期は32.51億円の収入）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは17.65億円の支出（前期は35.14億円の支出）となり、主に定期預金の預入による支出37.88億円、定期預金の払戻による収入32.88億円、有形固定資産の取得による支出8.22億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは3.69億円の支出（前期は5.99億円の支出）となり、主に短期借入金の増加13.23億円、自己株式の取得による支出9.94億円、配当金の支払額9.18億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、売上高600億円（前年同期比119.3％）、営業利益50億円（前年同期比138.3％）、経常利益50億円（前年同期比135.3％）、親会社株主に帰属する当期純利益32億円（前年同期比142.1％）と増収増益を見込んでいます。各分野の事業をより強固にし、分野間のシナジー創出や事業承継ニーズへの対応、新たな価値創造を目指すとしています。
株主還元
2025年2月期の1株当たり配当金は41円（前期と同額）、配当金総額は8.92億円となりました。2026年2月期の1株当たり配当金予想は45円と4円増配の予定です。
注意事項
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