2025年3月期 第３四半期決算短信の要約
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日本ラッド株式会社の第3四半期累計期間では、売上高が30億6,000万円（前年同期比5.9％増）と成長を続ける一方、利益面では減少傾向が見られました。特にIoTインテグレーション事業が13.9％増と好調で、今後の成長が期待されます。通期予想では売上高の増加を見込むものの、利益面では減少が予想されており、収益性の改善が課題となっています。
主な事業セグメント
日本ラッド株式会社の主な事業セグメントは、エンタープライズソリューション事業とIoTインテグレーション事業です。エンタープライズソリューション事業では、ソフトウェア開発やBI事業を展開し、IoTインテグレーション事業では、インダストリアルIoTや医療IoT、エンベデッド事業などを手がけています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期累計期間の売上高は30億6,000万円（前年同期比5.9％増）となりました。一方、利益面では減少傾向が見られ、営業利益は1億6,000万円（同12.8％減）、経常利益は2億3,100万円（同3.1％減）、四半期純利益は1億5,200万円（同24.0％減）となりました。セグメント別では、エンタープライズソリューション事業が18億円（同0.9％増）、IoTインテグレーション事業が12億6,000万円（同13.9％増）と、特にIoT分野での成長が顕著です。
貸借対照表の変化
資産合計は45億6,200万円（前期末比6.2％増）となりました。主な変動として、本社移転に伴い有形固定資産の建物が1億9,300万円増加しました。負債合計は14億2,800万円（同4.2％増）、純資産合計は31億3,400万円（同7.1％増）となり、自己資本比率は68.7％（前期末68.1％）と若干改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1億6,900万円の獲得（前年同期比10.0％増）となりました。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは1億7,500万円の使用（同108.6％増）となり、主に本社移転に伴う有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは2,500万円の使用（同82.5％減）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の業績予想は、売上高42億5,000万円（前期比6.7％増）、営業利益2億1,000万円（同21.2％減）、経常利益2億8,100万円（同12.7％減）、当期純利益3億5,600万円（同8.6％増）と修正されました。売上高は増加を見込むものの、利益面では減少が予想されています。
株主還元
配当金については、前期は中間配当5円、期末配当5円の年間10円でした。当期の配当予想は、中間配当0円、期末配当10円の年間10円となっています。
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