2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社クリップコーポレーションの2025年3月期決算は、売上高が横ばいの中、利益が大幅に減少し純損失を計上しました。主力の教育事業で生徒数が減少し、飲食事業も低迷しましたが、生涯教育事業は成長しています。次期は各事業の改善により増収増益を見込んでいますが、厳しい経営環境が続く中での業績回復が課題となっています。
主な事業セグメント
教育事業、スポーツ事業、飲食事業、生涯教育事業を主な事業セグメントとしています。教育事業は小・中学生及び高校生向けの学習塾、スポーツ事業は幼児・小学生向けのサッカー教室、飲食事業は弁当の宅配、生涯教育事業は就労継続支援事業・ボイストレーニング教室・韓国語学校等を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は30億3,800万円(前期比0.0％増)と横ばいでしたが、営業利益は100万円(前期比96.1％減)、経常利益は4,200万円(前期比28.6％減)と大幅に減少しました。親会社株主に帰属する当期純損失は7,500万円(前期は8,700万円の純利益)となり、赤字に転落しました。教育事業の平均生徒数が5.7％減少し、飲食事業も減収となった一方、生涯教育事業は大幅増収となりました。
貸借対照表の変化
総資産は54億7,900万円(前期比5.0％減)となりました。主な変動として、現金及び預金が1億7,200万円減少、商品及び製品が8,700万円増加、のれんが7,000万円減少、投資有価証券が1億2,000万円減少しました。純資産は47億9,800万円(前期比4.9％減)となり、自己資本比率は87.6％(前期比0.1ポイント増)となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは9,400万円の支出(前期は1億9,900万円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは5,000万円の支出(前期は1億8,600万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは1億2,800万円の支出(前期は2億4,500万円の支出)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は21億4,000万円(前期比2億7,200万円減)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高31億6,200万円(前期比4.1％増)、営業利益1億3,300万円(前期は100万円)、経常利益1億3,400万円(前期比214.2％増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,500万円(前期は7,500万円の純損失)を見込んでいます。教育事業は単価アップにより増収、スポーツ事業は微減、飲食事業と生涯教育事業は大幅増収を予想しています。
株主還元
当期の配当金は1株当たり45円(前期と同額)、配当金総額は1億6,200万円となりました。次期の配当予想も1株当たり45円を予定しています。
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