2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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ワシントンホテル株式会社の2025年3月期第3四半期累計期間は、インバウンド需要の回復やレジャー需要の増加により、売上高163.22億円（前年同期比16.6％増）、営業利益20.55億円（同43.0％増）と大幅な増収増益を達成しました。客室稼働率や平均客室単価の上昇が業績に寄与し、通期予想も上方修正されています。
主な事業セグメント
ワシントンホテル株式会社は、ワシントンホテルプラザとR&Bホテルの2つのブランドでホテル事業を展開しています。全国に展開する宿泊特化型ホテルチェーンとして、ビジネス客や観光客向けに宿泊サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期累計期間の業績は、売上高163.22億円（前年同期比16.6％増）、営業利益20.55億円（同43.0％増）、経常利益17.1億円（同50.6％増）、四半期純利益17.1億円（同55.0％増）と大幅な増収増益となりました。客室稼働率は69.5％（前年同期比5.3ポイント増）、ADR（平均客室販売単価）は7,756円（同9.5％増）と改善し、RevPAR（販売可能な客室1室あたりの売上）は前年同期比約18.5％上昇しました。インバウンドの伸長とレジャー需要の回復が業績向上に寄与しています。
貸借対照表の変化
当第3四半期会計期間末の総資産は345.01億円（前期末比4.3％増）、負債は253.51億円（同0.7％減）、純資産は91.5億円（同21.4％増）となりました。主な変動として、現金及び預金が8.8億円増加、建物（純額）が3.49億円増加した一方、長期借入金が7.5億円減少しました。自己資本比率は26.5％と、前期末の22.8％から3.7ポイント改善しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前期末比8.8億円増加し73.48億円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは好調な業績を反映して増加したと推測されます。投資活動では、設備投資による支出があったものの、営業キャッシュ・フローの範囲内に抑えられています。財務活動では、長期借入金の返済7.5億円があり、全体としてキャッシュポジションは改善しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の業績予想を上方修正し、売上高213.5億円（前期比16.7％増）、営業利益22億円（同47.6％増）、経常利益17.2億円（同83.4％増）、当期純利益17.7億円（同111.8％増）を見込んでいます。前回予想と比較すると、売上高で5.09億円、営業利益で4.75億円、経常利益で4.61億円、当期純利益で5.87億円の上方修正となっており、好調な業績が継続すると予想されています。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金予想を10円から20円に上方修正しました。これは前期実績の10円から倍増となり、業績向上に伴う株主還元の強化を示しています。
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