2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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LINEヤフー株式会社の2025年3月期第3四半期決算は、売上収益1兆4,287億円(前年同期比6.1%増)、調整後EBITDA3,634億円(同16.1%増)と過去最高を更新しました。PayPay連結の成長、アカウント広告の伸長、EC事業の好調が主な要因です。通期予想も売上収益1兆9,350億円(前年度比6.6%増)と成長を見込んでいます。
主な事業セグメント
LINEヤフー株式会社の主な事業セグメントは、メディア事業、コマース事業、戦略事業の3つです。メディア事業は主に広告商品の企画・販売・掲載、コマース事業はインターネットを介した商品販売やサービス提供、戦略事業は決済金融関連サービスの提供を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上収益は1兆4,287億円(前年同期比6.1%増)、調整後EBITDAは3,634億円(同16.1%増)と、ともに第3四半期連結累計期間として過去最高を更新しました。PayPay連結の成長による戦略事業の増収、アカウント広告の成長によるメディア事業の増収、ZOZOグループやアスクルグループの好調によるコマース事業の増収が主な要因です。販促費やセキュリティ対策費用等の増加があったものの、増収により調整後EBITDAは大幅に増加しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比4.5%増の9兆4,514億円となりました。主な増加要因は、カード事業の貸付金が24.5%増、銀行事業の有価証券が28.2%増、銀行事業の貸付金が18.6%増となったことです。負債合計は8.0%増の6兆438億円となり、主に銀行事業の預金が13.0%増加しました。資本合計は1.1%減の3兆4,076億円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは5,508億円の収入となり、主に営業債務及びその他の債務の増加、税引前四半期利益の計上、銀行事業の預金の増加によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは3,993億円の支出となり、主に銀行事業の有価証券の取得による支出によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは2,785億円の支出となり、主に自己株式の取得による支出、短期借入金の減少によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の連結業績予想は、売上収益1兆9,350億円(前年度比6.6%増)、調整後EBITDA4,500億円～4,600億円(同8.5%増～10.9%増)、調整後EPS18.5円～19.4円(同2.3%減～2.5%増)を見込んでいます。第4四半期連結会計期間もコマース事業および戦略事業を中心に積極投資を実行する想定です。
株主還元
2025年3月期の期末配当予想は1株当たり7円、年間配当予想も同額の7円となっています。前期の年間配当実績5.56円から増配が予定されています。
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