2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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フジ・メディア・ホールディングスの第3四半期決算は、売上高4,132.88億円（前年同期比0.8%増）、営業利益271.7億円（同15.1%増）と増収増益となりました。地上波テレビ広告収入の増加や配信事業の拡大、観光事業の好調が寄与しましたが、第4四半期以降はフジテレビの広告収入減少により通期では減収減益を見込んでいます。
主な事業セグメント
メディア・コンテンツ事業（地上波テレビ広告、配信事業、イベント事業など）と都市開発・観光事業（オフィスビル、ホテル、水族館の運営など）が主な事業セグメントです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は前年同期比0.8%増の4,132.88億円、営業利益は15.1%増の271.7億円となりました。経常利益は19.3%増の338.62億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は25.1%増の240.83億円と、増収増益を達成しています。地上波テレビ広告収入の増加や配信関連収入の拡大、観光事業の好調が業績を牽引しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比5.2%増の1.52兆円となりました。流動資産は9.0%増加し、固定資産は3.7%増加しています。負債は9.9%増の6,365.12億円、純資産は2.0%増の8,871.99億円となりました。自己資本比率は57.5%と、前期末の59.2%から若干低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、投資活動では土地の取得による支出が142.67億円増加しています。財務活動では短期借入金が580.07億円増加し、自己株式の取得による支出が142.11億円ありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高5,482億円（前期比3.2%減）、営業利益180億円（同46.3%減）、経常利益241億円（同38.5%減）、親会社株主に帰属する当期純利益98億円（同73.6%減）と、減収減益を見込んでいます。第4四半期にフジテレビの広告収入が大幅に減少する見通しが影響しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は、前期と比べ1株当たり2円増配の50円（中間配当25円、期末配当25円）を予定しています。
注意事項
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