2024年12月期 決算短信の要約
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オリジナル設計株式会社の2024年12月期決算は、売上高71億2,200万円(前期比7.4％増)、営業利益8億4,500万円(前期比9.4％増)、当期純利益6億5,000万円(前期比36.2％増)と増収増益となりました。上下水道インフラ関連の需要増加や災害復旧支援事業の受注が業績を押し上げています。自己資本比率85.0％と財務基盤は強固で、今後も社会インフラ整備への貢献が期待されます。
主な事業セグメント
オリジナル設計株式会社は、上下水道インフラに関する調査・計画・設計・監理等のコンサルティングサービスを主要事業としています。建設コンサルタント部門と情報処理部門の2つの事業セグメントがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の業績は、売上高が71億2,200万円(前期比7.4％増)、営業利益が8億4,500万円(前期比9.4％増)、経常利益が8億6,200万円(前期比9.4％増)、当期純利益が6億5,000万円(前期比36.2％増)となりました。受注高は74億7,600万円(前期比9.8％増)で、災害復旧支援事業の受注や大型案件の増加が要因とみられます。建設コンサルタント部門の完成業務高は66億3,000万円(前期比6.9％増)、情報処理部門は4億9,100万円(前期比14.3％増)でした。
貸借対照表の変化
総資産は83億1,000万円(前期比5.4％増)、純資産は70億5,900万円(前期比8.7％増)となりました。自己資本比率は85.0％(前期比2.7ポイント増)と高水準を維持しています。流動資産は66億9,600万円(前期比2.2％増)、固定資産は16億1,400万円(前期比21.3％増)となりました。主な変動要因は、完成業務未収入金及び契約資産の増加や投資有価証券の取得・時価上昇によるものです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2億4,100万円の獲得(前期比39.5％減)、投資活動によるキャッシュ・フローは1億5,200万円の使用(前期は6,300万円の獲得)、財務活動によるキャッシュ・フローは2億2,200万円の使用(前期比0.8％減)となりました。現金及び現金同等物の期末残高は31億3,200万円(前期比4.1％減)となっています。営業活動によるキャッシュ・フローの減少は、主に売上債権の増加や未成業務受入金の減少によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の業績予想は、受注高68億円(前期比8.9％減)、完成業務高72億円(前期比1.1％増)、営業利益8億5,000万円(前期比0.5％増)、経常利益8億5,500万円(前期比0.8％減)、当期純利益5億3,700万円(前期比17.4％減)を見込んでいます。国土交通省の予算執行や「ウォーターPPP」の導入促進など、事業環境の変化に対応しつつ、上下水道分野を中心に社会課題の解決と企業価値向上を目指す方針です。
株主還元
2024年12月期の1株当たり配当金は32円(前期と同額)、配当性向は29.0％となりました。2025年12月期の配当予想は1株当たり35円(前期比3円増)、配当性向38.5％を予定しています。
注意事項
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