2024年12月期 決算短信の要約
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サカタインクス株式会社の2024年12月期連結業績は、売上高2,455億7,000万円(前期比7.5%増)、営業利益131億6,100万円(同15.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益90億600万円(同20.6%増)と増収増益となりました。海外での販売好調や機能性材料事業の成長が業績を牽引し、収益性も改善しています。
主な事業セグメント
サカタインクス株式会社の主な事業セグメントは、印刷インキ・機材(日本)、印刷インキ(アジア)、印刷インキ(米州)、印刷インキ(欧州)、機能性材料の5つです。印刷インキ事業を中心に、機能性材料事業も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比7.5%増の2,455億7,000万円、営業利益が15.0%増の131億6,100万円となりました。アジアや欧米での販売好調や機能性材料の好調、円安の影響が増収に寄与しました。営業利益は海外での販売数量増加と原材料価格の安定化による収益性改善が貢献しました。親会社株主に帰属する当期純利益は20.6%増の90億600万円となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比14.1%増の2,214億7,000万円となりました。売上債権や棚卸資産の増加、有形固定資産の取得、買収による無形固定資産の増加が主因です。負債は15.6%増の1,022億4,800万円、純資産は12.8%増の1,192億2,100万円となりました。自己資本比率は50.7%と前期末から0.2ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは89億400万円の収入となり、前期比64億6,800万円減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは148億4,600万円の支出で、前期比72億5,500万円の支出増となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは42億1,400万円の収入となりました。結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比16億3,500万円減少し、145億8,300万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高2,680億円(前期比9.1%増)、営業利益155億円(同17.8%増)、経常利益160億円(同24.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益108億円(同19.9%増)を見込んでいます。印刷インキ及び機能性材料の拡販、米国で買収したコーティング事業の通期寄与により増収増益を予想しています。
株主還元
2024年12月期の年間配当金は1株当たり70円(中間25円、期末45円)となる予定です。2025年12月期の年間配当金は1株当たり90円(中間45円、期末45円)を予定しています。中期経営計画2026期間中に総還元性向50%以上又はDOE2.5%のいずれか高い方を目指すとしています。
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